2009年12月13日

2009年12月13日

ドキドキの、初子方

今日、観世九皐会にて、長男・潤之介が初めて子方を勤めました。

観世喜之先生の「鞍馬天狗」の花見という、この上ない舞台を与えられました。

出演することが決まってから、11月やった仕舞「老松」と並行して、何度も稽古しました。

会場の矢来能楽堂にも度々連れて行って、舞台と楽屋の雰囲気にも慣れ、もう大丈夫と、安心していましたが、さすがに一筋縄ではいきませんでした。

やはり、本番独特の緊張感を敏感に察するんですかねえ。
いつもは楽屋の中を走り回っているのに、今日は妙にしおらしかったですねえ。

装束を着けるのも嫌がったのですが、なんとかなだめて装束着せて一安心。
本番まで10分くらいあったので、ソファに座らせていました。

すると・・・

なんと本番5分前に寝てしまいました。
確かに、いつもはお昼寝をしている時間。でも。。。
この状況でよく寝れるなあ。

本番前に起したけど、案の定、超不機嫌。
泣いて叫んで、大騒ぎ。

何とかなだめて、舞台に出しました。。。。


とりあえず、舞台では泣くこともなく、何とかお役を勤めました。
でも、明らかに泣きべそ顔。
はぁ。

本当に、疲れ果てました。

お役が終わって、楽屋に戻ると、とたんに人が変ったように大はしゃぎ。
あら、さっきまで泣いていたのに・・・

三歳でも、舞台の前は緊張するんですねえ。


今日のところは、無事勤めた長男をほめてやります。


at 21:40|Permalink