2008年08月
2008年08月12日
富岡八幡宮
いよいよ、明日から富岡八幡宮の例大祭です。
別名、「深川八幡祭り」とも言われるこのお祭りは、江戸三大祭りの一つに数えられるほどの賑わいです。
特に、今年は三年に一度の本祭りとあって、町の熱気は大変なものです。
最終日には、54基(今年は平泉からの特別参加を加えて55基)もの神輿が深川の町を練り歩く神輿渡御があります。
沿道の人が神輿に水を掛けまくるので水掛け祭りとも言われるこの渡御は大変な熱気に包まれるそうです。江戸時代には、あまりの熱気に、永代橋が落っこちたそうです。
町の人たちは、口を開けば祭りの話しをしています。
楽しみでしょうがない様子です。
特に、今年は我が町内の神輿が駒番一番です。
つまり、55基の神輿の先陣を切って進むのです。
町内の人たちは、それが誇らしくて仕方ない様子です。
私も、とても楽しみです。
通常、54基ある神輿の先陣を切るのは、普通に考えて54年に一度。
たぶん、一生に一度でしょう。
(実際には、本祭りは3年に一度ですので、54基×3年で、162年に一度になるとの指摘を頂きました。その通りです。訂正いたします)
今年は、15日のガムランの奉納にも参加しますし、暑い夏になりそうです。
お祭りが行われる、富岡八幡宮は、深川のシンボルです。
そもそも、私が深川に住みたいと思ったきっかけも、長男のお宮参りに富岡八幡宮に出かけたことです。
お宮参りをして、富岡八幡宮の門前町を歩いて、深川の町に一目惚れしました。
その後、次男のお宮参り、新居の地鎮祭、旧居の人形のお炊きあげなど、何度となくお世話になっています。
今は、深川バロン倶楽部のガムランのお稽古場所としてもお世話になっております。
この富岡八幡宮、数々の名所があります。
まず、大相撲代々の横綱と大関が祀られている碑や、日本一大きな神輿の展示、またはここを起点に日本地図の測量を伊能忠敬の銅像など、見どころ満載です。
先日、その富岡八幡宮に新たな名所が誕生しました。
何と、本殿に私の写真が飾られています。
富岡八幡宮の本殿に、デカデカと飾ってあります。
富岡八幡宮に訪れた折には、お参りついでに私の写真を探して下さい。
別名、「深川八幡祭り」とも言われるこのお祭りは、江戸三大祭りの一つに数えられるほどの賑わいです。
特に、今年は三年に一度の本祭りとあって、町の熱気は大変なものです。
最終日には、54基(今年は平泉からの特別参加を加えて55基)もの神輿が深川の町を練り歩く神輿渡御があります。
沿道の人が神輿に水を掛けまくるので水掛け祭りとも言われるこの渡御は大変な熱気に包まれるそうです。江戸時代には、あまりの熱気に、永代橋が落っこちたそうです。
町の人たちは、口を開けば祭りの話しをしています。
楽しみでしょうがない様子です。
特に、今年は我が町内の神輿が駒番一番です。
つまり、55基の神輿の先陣を切って進むのです。
町内の人たちは、それが誇らしくて仕方ない様子です。
私も、とても楽しみです。
通常、54基ある神輿の先陣を切るのは、普通に考えて54年に一度。
たぶん、一生に一度でしょう。
(実際には、本祭りは3年に一度ですので、54基×3年で、162年に一度になるとの指摘を頂きました。その通りです。訂正いたします)
今年は、15日のガムランの奉納にも参加しますし、暑い夏になりそうです。
お祭りが行われる、富岡八幡宮は、深川のシンボルです。
そもそも、私が深川に住みたいと思ったきっかけも、長男のお宮参りに富岡八幡宮に出かけたことです。
お宮参りをして、富岡八幡宮の門前町を歩いて、深川の町に一目惚れしました。
その後、次男のお宮参り、新居の地鎮祭、旧居の人形のお炊きあげなど、何度となくお世話になっています。
今は、深川バロン倶楽部のガムランのお稽古場所としてもお世話になっております。
この富岡八幡宮、数々の名所があります。
まず、大相撲代々の横綱と大関が祀られている碑や、日本一大きな神輿の展示、またはここを起点に日本地図の測量を伊能忠敬の銅像など、見どころ満載です。
先日、その富岡八幡宮に新たな名所が誕生しました。
何と、本殿に私の写真が飾られています。
富岡八幡宮の本殿に、デカデカと飾ってあります。
富岡八幡宮に訪れた折には、お参りついでに私の写真を探して下さい。
at 23:02|Permalink│
2008年08月09日
「よこすか」から深川
今日は、よこすかにてろうそく能。
番組は「葵上」の古式という演出。
私は、ツレの巫女をさせていただきました。
この「よこすか能」は、よこすか芸術劇場という、4階まである本格的なオペラ仕様の舞台です。
今日も、観客は1600名だそうです。
ろうそく能とは、ろうそくの明かりで照明を暗くして行う能公演です。
暗いと、人間の視覚や聴覚が研ぎ澄まされるのでしょうか。
舞台の上にいると、お客様からの集中した視線を感じます。
さて、横須賀にて「葵上」のツレをしたあと、地元深川の富岡八幡宮へ急ぎます。
今日が、2度目のガムランのお稽古です。
今日は、簡単な打楽器に挑戦しました。
お稽古といっても、来週15日に迎えた富岡八幡宮の奉納舞台に向けての最後の調整の場です。
初心者に手取り足取り教えてくれません。
周りの人の様子をうかがいながら、自分なりに演奏してみました。
それが、良かったのか悪かったのかもわからないまま終わってしまいました。
やってみて・・・
「面白い!!!」
これは、やみつき。
やはり、踊り手の方が気になりますが、これがまたスゴイ。
カッコいい!!!
ガムランの踊りは、カマエなどは、能のカマエに似ています。
歩き方(ハコビ)は、全く違いますが、上半身を動かさないように進んでいくスタイルは似ています。
どうやら、私も15日の奉納公演に参加させていただけそうです。
張り切って、稽古します。
それにしても、横須賀で、「葵上」のツレをやった2時間後に、富岡八幡宮でガムランを演奏しているって・・・
自分でも訳がわかりません。
番組は「葵上」の古式という演出。
私は、ツレの巫女をさせていただきました。
この「よこすか能」は、よこすか芸術劇場という、4階まである本格的なオペラ仕様の舞台です。
今日も、観客は1600名だそうです。
ろうそく能とは、ろうそくの明かりで照明を暗くして行う能公演です。
暗いと、人間の視覚や聴覚が研ぎ澄まされるのでしょうか。
舞台の上にいると、お客様からの集中した視線を感じます。
さて、横須賀にて「葵上」のツレをしたあと、地元深川の富岡八幡宮へ急ぎます。
今日が、2度目のガムランのお稽古です。
今日は、簡単な打楽器に挑戦しました。
お稽古といっても、来週15日に迎えた富岡八幡宮の奉納舞台に向けての最後の調整の場です。
初心者に手取り足取り教えてくれません。
周りの人の様子をうかがいながら、自分なりに演奏してみました。
それが、良かったのか悪かったのかもわからないまま終わってしまいました。
やってみて・・・
「面白い!!!」
これは、やみつき。
やはり、踊り手の方が気になりますが、これがまたスゴイ。
カッコいい!!!
ガムランの踊りは、カマエなどは、能のカマエに似ています。
歩き方(ハコビ)は、全く違いますが、上半身を動かさないように進んでいくスタイルは似ています。
どうやら、私も15日の奉納公演に参加させていただけそうです。
張り切って、稽古します。
それにしても、横須賀で、「葵上」のツレをやった2時間後に、富岡八幡宮でガムランを演奏しているって・・・
自分でも訳がわかりません。
at 23:36|Permalink│
2008年08月04日
深川バロン倶楽部
今日は、朝9時より明日の台東薪能の申合。
終わると、台東薪能の装束の準備や土曜日のよこすか能の打ち合わせを済ませて、新幹線に飛び乗る。
午後から富士でお稽古です。
この8月は、史上最大級の忙しさです。
休みが1日もないのはもちろんです。
それどころか、1日に1つしか仕事が無い日も数えるほどしかない。
だいたいは、お弟子さんの稽古の前に、申合や新作能の稽古があったり、催しの前か後に、稽古したり、取材が入ったり……
夜は、寝ないで覚え物。
全く充実しております。
この忙しいのに、昨日新たな活動を初めてしまいました。
昨日は、兄弟子の浴衣浚いの催しが終わると、一目散に富岡八幡宮に向かいました。
深川バロン倶楽部の練習に参加するためです。
「深川バロン倶楽部」とは、深川で15年以上に渡って活動しているインドネシア舞踊「ガムラン」のグループです。
毎年、富岡八幡宮のお祭りにはガムランを奉納している本格派のグループです。
「バロン」とは「獅子」のことで、深川バロン倶楽部のメンバーたちは、獅子を中心とした舞踊を踊り、囃しています。
きっかけは、またもや以前紹介した、私の自宅舞台「深川能舞台」の看板と鏡板の松を書いてくださった「深川美術」のマスターです。
縁台を作ったり、木工品を作るのが本職のマスターですが、他にも様々な顔を持っています。
絵描き、格闘家、役者、そしてガムラン舞踏家です。
マスターは、「深川バロン倶楽部」の創始者の一人だそうです。
地元・深川に、インドネシアの獅子を踊るグループがある。
しかも、その主要メンバーに深川能舞台の鏡板の松と看板をお願いしたマスターが関わっている……
こんな凄い縁があるでしょうか。
私は、シンガポールで能を教えるようになって依頼、アジアの演劇や舞踊にとても興味があります。
特に、インドネシア舞踊は、シンガポールで通訳をしついただいた方が、プロのインドネシア舞踊家だったこともあって、ことさら注目していました。
ましてや、私は来月、能の獅子「石橋」を舞いますし、再来月にはインドネシア公演に行く予定です。
このタイミング、インドネシアの獅子の舞。
それは見るしかないでしょう。
そんな訳で、昨日練習を見学に行きました。
すると……
古き良き神社の境内でインドネシアの獅子舞。
完全に参ってしまいました。
カッコイい。
深川以外に、どこにこんな取り合わせがあるでしょうか。
見学だけのつもりが、すっかり参加していました。
今年の深川八幡祭りの奉納では、影で手伝うだけですが、来年以降は私もガムランに参加したいなあ……
全くこの忙しい中、何をやっているのか。。。
自分でも呆れます。
終わると、台東薪能の装束の準備や土曜日のよこすか能の打ち合わせを済ませて、新幹線に飛び乗る。
午後から富士でお稽古です。
この8月は、史上最大級の忙しさです。
休みが1日もないのはもちろんです。
それどころか、1日に1つしか仕事が無い日も数えるほどしかない。
だいたいは、お弟子さんの稽古の前に、申合や新作能の稽古があったり、催しの前か後に、稽古したり、取材が入ったり……
夜は、寝ないで覚え物。
全く充実しております。
この忙しいのに、昨日新たな活動を初めてしまいました。
昨日は、兄弟子の浴衣浚いの催しが終わると、一目散に富岡八幡宮に向かいました。
深川バロン倶楽部の練習に参加するためです。
「深川バロン倶楽部」とは、深川で15年以上に渡って活動しているインドネシア舞踊「ガムラン」のグループです。
毎年、富岡八幡宮のお祭りにはガムランを奉納している本格派のグループです。
「バロン」とは「獅子」のことで、深川バロン倶楽部のメンバーたちは、獅子を中心とした舞踊を踊り、囃しています。
きっかけは、またもや以前紹介した、私の自宅舞台「深川能舞台」の看板と鏡板の松を書いてくださった「深川美術」のマスターです。
縁台を作ったり、木工品を作るのが本職のマスターですが、他にも様々な顔を持っています。
絵描き、格闘家、役者、そしてガムラン舞踏家です。
マスターは、「深川バロン倶楽部」の創始者の一人だそうです。
地元・深川に、インドネシアの獅子を踊るグループがある。
しかも、その主要メンバーに深川能舞台の鏡板の松と看板をお願いしたマスターが関わっている……
こんな凄い縁があるでしょうか。
私は、シンガポールで能を教えるようになって依頼、アジアの演劇や舞踊にとても興味があります。
特に、インドネシア舞踊は、シンガポールで通訳をしついただいた方が、プロのインドネシア舞踊家だったこともあって、ことさら注目していました。
ましてや、私は来月、能の獅子「石橋」を舞いますし、再来月にはインドネシア公演に行く予定です。
このタイミング、インドネシアの獅子の舞。
それは見るしかないでしょう。
そんな訳で、昨日練習を見学に行きました。
すると……
古き良き神社の境内でインドネシアの獅子舞。
完全に参ってしまいました。
カッコイい。
深川以外に、どこにこんな取り合わせがあるでしょうか。
見学だけのつもりが、すっかり参加していました。
今年の深川八幡祭りの奉納では、影で手伝うだけですが、来年以降は私もガムランに参加したいなあ……
全くこの忙しい中、何をやっているのか。。。
自分でも呆れます。
at 23:05|Permalink│
2008年08月02日
1日3ヶ所 同じ格好
今日はたいへんな1日でした。
まず、午前中は小金井薪能で上演される新作能「黄金桜」の稽古。
私は、とても良いツレのお役を頂戴しておりますので、張り切っております。
なかなか面白い新作能となりそうです。
詳細は追ってアップいたします。
ところで、昨今クールビズのご時世ですが、能楽界は昔からクールビズです。
夏のお稽古は普通浴衣で行います。
浴衣というラフな格好なのに、キチンと足袋を履いて袴を着けてお稽古します。考えてみれば、とても不思議な格好です。
洋服に例えるなら、ポロシャツにネクタイしているようなものです。
ともかく、新作能の稽古の後、車に飛び乗って自宅へ向かいました。
午後から引き続き自宅でお弟子さんのお稽古です。
浴衣にゲタ履きで首都高速をかっ飛ばし、自宅に着くや否やすぐお稽古開始。
今日は、土曜日ということもあって、普段夜にみえるお弟子さんなども昼間いらっしゃいましたので、夕方からポッカリ時間が空きました。
実は、今日は隣の公園で町内の盆踊り大会。
賑やか祭り囃子が響いてきます。
先日、銀座の盆踊りに興奮した身として、地元の祭りは外せません。
袴と足袋を脱いで、浴衣着流しになり、ゲタをつっかけて、長男次男を連れて、お祭りへ向かいました。
仕事でも、遊びでも使える浴衣って、素晴らしい!
盆踊りは、大盛り上がり。
中央で、「葵太鼓」という太鼓をたたいてリズムをとっているのは、何と地元の中学生。
深川の中学には、当たり前のように、祭り囃子のクラブがあるそうです。
中学生達は、揃いのハッピをまとって格好良く太鼓を叩き、盆踊りを踊っています。
改めて、深川って凄い所だと感じました。
粋な街です。
お祭りを仕切っているのは、地元の青年会と婦人会の方々。
揃いのTシャツを着て、焼き鳥焼いたり、焼きそば作ったり、ビールにかき氷と大忙し。
近所の道は閉鎖されているので、交通整理なんかもしています。
綿菓子食べてる子供に、ビールに焼き鳥、フランクフルトで完全にビアガーデン状態の街の人達。
私は……
また袴と足袋を履いて、夜にみえるお弟子さんのお稽古です。
来年こそは楽しむぞ……
と思ったけど、ひょっとしたら揃いのTシャツ着て焼きそば売っているかも知れません。。。
まず、午前中は小金井薪能で上演される新作能「黄金桜」の稽古。
私は、とても良いツレのお役を頂戴しておりますので、張り切っております。
なかなか面白い新作能となりそうです。
詳細は追ってアップいたします。
ところで、昨今クールビズのご時世ですが、能楽界は昔からクールビズです。
夏のお稽古は普通浴衣で行います。
浴衣というラフな格好なのに、キチンと足袋を履いて袴を着けてお稽古します。考えてみれば、とても不思議な格好です。
洋服に例えるなら、ポロシャツにネクタイしているようなものです。
ともかく、新作能の稽古の後、車に飛び乗って自宅へ向かいました。
午後から引き続き自宅でお弟子さんのお稽古です。
浴衣にゲタ履きで首都高速をかっ飛ばし、自宅に着くや否やすぐお稽古開始。
今日は、土曜日ということもあって、普段夜にみえるお弟子さんなども昼間いらっしゃいましたので、夕方からポッカリ時間が空きました。
実は、今日は隣の公園で町内の盆踊り大会。
賑やか祭り囃子が響いてきます。
先日、銀座の盆踊りに興奮した身として、地元の祭りは外せません。
袴と足袋を脱いで、浴衣着流しになり、ゲタをつっかけて、長男次男を連れて、お祭りへ向かいました。
仕事でも、遊びでも使える浴衣って、素晴らしい!
盆踊りは、大盛り上がり。
中央で、「葵太鼓」という太鼓をたたいてリズムをとっているのは、何と地元の中学生。
深川の中学には、当たり前のように、祭り囃子のクラブがあるそうです。
中学生達は、揃いのハッピをまとって格好良く太鼓を叩き、盆踊りを踊っています。
改めて、深川って凄い所だと感じました。
粋な街です。
お祭りを仕切っているのは、地元の青年会と婦人会の方々。
揃いのTシャツを着て、焼き鳥焼いたり、焼きそば作ったり、ビールにかき氷と大忙し。
近所の道は閉鎖されているので、交通整理なんかもしています。
綿菓子食べてる子供に、ビールに焼き鳥、フランクフルトで完全にビアガーデン状態の街の人達。
私は……
また袴と足袋を履いて、夜にみえるお弟子さんのお稽古です。
来年こそは楽しむぞ……
と思ったけど、ひょっとしたら揃いのTシャツ着て焼きそば売っているかも知れません。。。
at 22:17|Permalink│
2008年08月01日
新作能「兼続」
昨日、新潟の長岡市で新作能「兼続」がありました。
来年の大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続をシテとする新作能です。
能の台本製作は、長岡市出身のワキ方の高井松男師。
ゆかりの武将・直江兼続を題材にした能を、自身の故郷で上演した訳です。
高井師、または公演スタッフの努力には頭が下がります。
能のかたちとしては、兼続をシテとした修羅能です。
ワキ方が作った能だけあって、冒頭の名ノリから道行、途中の名所教えなど、とても良く出来ています。
これらの箇所は、新作能では概ねおざなりにされる部分です。
ただ、ワキ方として考えると、欠かすことの出来ない大事な要素なのでしょう。
とても良い仕上がりでした。
私は、地謡を担当いたしましたが、今回は覚えるのが大変でした。
日曜日に「忠度」があり、それまでは全く手がつけられませんでした。
何せ、この2~3週間は、少しでも時間があればとにかく「忠度」の稽古をしていました。
稽古すればするほど課題の出てくる「忠度」でしたので、稽古が足りるということがありません。
おかげで、充実した稽古が出来ました。
若竹能が明けて月曜日、意を決しました。
「兼続」暗記開始です。
今までも、新作能や初物を一日や二日で覚えたことは数多くあります。
今回も、覚えなければなりません。
ゆうよは三日間。
とはいっても、月曜日は富士。火曜日は沼津。水曜日は自宅舞台で、それぞれ朝から夜9~10時までお弟子さんのお稽古。
それから食事してお風呂に入るともう12時頃。
そこから暗記開始。
東京から富士へ、車で2時間半。富士から沼津まで1時間。沼津から東京まで2時間。
それらの運転時間は、ハンドルのところに謡本を置いて、ずーと覚えていました。
運転中に携帯電話を使用すると、違反で止められますが、今のところの道路交通法には、運転中に謡を覚えることに関しての罰則はありません。
携帯より謡を覚えることの方が明らかに危険であることは、間違いないのですが・・・
運転中は、良いですよ。いくら大きな声を出しても大丈夫。
電車の移動だと、声出せないですから。
そんなこんなで「兼続」、なんとか覚えられました。
この3日間、とにかく寸間も惜しんで「兼続」暗記です。
食事の時も、移動中も、いつも暗記。歯を磨いている時も謡本広げていました。トイレにももちろん持っていきます。
この日記で、若竹能「忠度」の報告がなかなかアップ出来なかったのは、そういう訳です。
能楽師の仕事って、半分くらいは覚えることです。
来年の大河ドラマ「天地人」の主人公・直江兼続をシテとする新作能です。
能の台本製作は、長岡市出身のワキ方の高井松男師。
ゆかりの武将・直江兼続を題材にした能を、自身の故郷で上演した訳です。
高井師、または公演スタッフの努力には頭が下がります。
能のかたちとしては、兼続をシテとした修羅能です。
ワキ方が作った能だけあって、冒頭の名ノリから道行、途中の名所教えなど、とても良く出来ています。
これらの箇所は、新作能では概ねおざなりにされる部分です。
ただ、ワキ方として考えると、欠かすことの出来ない大事な要素なのでしょう。
とても良い仕上がりでした。
私は、地謡を担当いたしましたが、今回は覚えるのが大変でした。
日曜日に「忠度」があり、それまでは全く手がつけられませんでした。
何せ、この2~3週間は、少しでも時間があればとにかく「忠度」の稽古をしていました。
稽古すればするほど課題の出てくる「忠度」でしたので、稽古が足りるということがありません。
おかげで、充実した稽古が出来ました。
若竹能が明けて月曜日、意を決しました。
「兼続」暗記開始です。
今までも、新作能や初物を一日や二日で覚えたことは数多くあります。
今回も、覚えなければなりません。
ゆうよは三日間。
とはいっても、月曜日は富士。火曜日は沼津。水曜日は自宅舞台で、それぞれ朝から夜9~10時までお弟子さんのお稽古。
それから食事してお風呂に入るともう12時頃。
そこから暗記開始。
東京から富士へ、車で2時間半。富士から沼津まで1時間。沼津から東京まで2時間。
それらの運転時間は、ハンドルのところに謡本を置いて、ずーと覚えていました。
運転中に携帯電話を使用すると、違反で止められますが、今のところの道路交通法には、運転中に謡を覚えることに関しての罰則はありません。
携帯より謡を覚えることの方が明らかに危険であることは、間違いないのですが・・・
運転中は、良いですよ。いくら大きな声を出しても大丈夫。
電車の移動だと、声出せないですから。
そんなこんなで「兼続」、なんとか覚えられました。
この3日間、とにかく寸間も惜しんで「兼続」暗記です。
食事の時も、移動中も、いつも暗記。歯を磨いている時も謡本広げていました。トイレにももちろん持っていきます。
この日記で、若竹能「忠度」の報告がなかなかアップ出来なかったのは、そういう訳です。
能楽師の仕事って、半分くらいは覚えることです。
at 22:46|Permalink│