2008年02月
2008年02月29日
開店のお知らせ

今日は、開店に先駆けての試食会。美味しい料理に舌鼓をうちました。
義弟は、高校卒業以来15年間東京と沼津で板前修業を続け、今回満を持しての独立です。
東京では加賀料理の名店「大志満」で長く修業していましたので、店の基本は加賀料理です。
沼津あたりではなかなか食べられない本格的な加賀料理を、駿河湾で取れる新鮮なお魚を使って提供するそうです。
今日、その料理を頂きましたが、とにかく「美味い」の一言。
特に、加賀名物「治部煮」は絶品です。
食べ物の美味しい沼津に、新たな名店誕生です。
沼津の方、また沼津方面へお越しの方、是非行ってみて下さい。
日本料理「真乃文」
沼津市添地町117
0559527808
どうぞ宜しくお願いいたします。

at 23:56|Permalink│
2008年02月20日
明治大学 能楽研究部 春合宿

恒例の明治大学 能楽研究部 春合宿に参加するためです。
昨日の到着は夜遅かったのですが、そこから学生達とドンチャン騒ぎ。
明けて今日は、朝から晩までお稽古です。
海岸の脇の宿で、一歩も外に出ずに、謡って舞っています。
at 12:40|Permalink│
2008年02月19日
NHK 能楽鑑賞
NHK FMに、「能楽鑑賞」という番組があります。
日曜日の朝7時15分からという、能楽ファン以外に、まず聴く人のいない時間帯に放送されております。
今日、渋谷のNHK放送センターにその収録に行ってきました。
NHKに行くと楽しみなことがあります。
NHKに勤めている、高校時代の友人との再会です。
NHKに行くと、だいたい彼を呼び出して、一緒に食事します。
今日は昼からの収録だったので、友人とはランチを一緒しました。
渋谷という絶好の場所にいながら、食べたのは、NHKの社員食堂。
スタジオにも近いので、思わぬ有名人にも遭遇するそうです。
相変わらず、ただっ広い録音スタジオで無事収録は終わりました。
放送は、6月15日(日)の朝7時15分から
「融」
シテ 観世 喜之
ワキ 観世 喜正
地謡 弘田 裕一
駒瀬 直也
桑田 貴志
早朝ですが、是非お聞き下さい。
日曜日の朝7時15分からという、能楽ファン以外に、まず聴く人のいない時間帯に放送されております。
今日、渋谷のNHK放送センターにその収録に行ってきました。
NHKに行くと楽しみなことがあります。
NHKに勤めている、高校時代の友人との再会です。
NHKに行くと、だいたい彼を呼び出して、一緒に食事します。
今日は昼からの収録だったので、友人とはランチを一緒しました。
渋谷という絶好の場所にいながら、食べたのは、NHKの社員食堂。
スタジオにも近いので、思わぬ有名人にも遭遇するそうです。
相変わらず、ただっ広い録音スタジオで無事収録は終わりました。
放送は、6月15日(日)の朝7時15分から
「融」
シテ 観世 喜之
ワキ 観世 喜正
地謡 弘田 裕一
駒瀬 直也
桑田 貴志
早朝ですが、是非お聞き下さい。
at 21:33|Permalink│
2008年02月10日
両国高校附属中学 体験授業
ショックな訃報を聞いたので、書き込みが遅くなりましたが、金曜日に両国高校付属中学に能の体験授業に行ってきました。
この中学校は、東京都が試験的に設けた都立の中高一貫校でして、生徒たちは全員名門の両国高校へと進級いたします。
開校は昨年度という、新しい学校です。
高校受験がないので、カリキュラムも実験的なもののようでして、特に芸術方面には力を入れているようです。
来月、矢来能楽堂で鑑賞教室がありますので、その事前授業として、私が2時間能の紹介と体験の授業を受け持つこととなりました。
さあ、たいへん。
何といっても、中学生とはなんとも微妙な年頃でして、私の中学生時代の経験からいっても、芸術鑑賞会など、まずマジメに見ません。
そんなものをマジメに見るなんて、ダサイ・・
なんて雰囲気が確かにありました。
どうなることか、心配しながら授業に行きましたが、そんな心配は全く杞憂でした。
みな、とても行儀が良くて礼儀正しい。
私のつまらないギャグなんかにも優しく反応してきて、授業はとても良い雰囲気で行われました。
これは、来月の矢来能楽堂の鑑賞教室が楽しみです。
中学生という多感な時期に、能楽という芸術にふれ、何かを感じ取ってもらいたいなあと、願ってやみません。
それにしても・・
今日は九皐会。
中森師のご逝去というショックな出来事に、どことなく空気は重いです。
でも、私達は舞台を続けなければなりません。
何事もなく過ぎてゆく日常が、ちょっぴり怖く感じます。
この中学校は、東京都が試験的に設けた都立の中高一貫校でして、生徒たちは全員名門の両国高校へと進級いたします。
開校は昨年度という、新しい学校です。
高校受験がないので、カリキュラムも実験的なもののようでして、特に芸術方面には力を入れているようです。
来月、矢来能楽堂で鑑賞教室がありますので、その事前授業として、私が2時間能の紹介と体験の授業を受け持つこととなりました。
さあ、たいへん。
何といっても、中学生とはなんとも微妙な年頃でして、私の中学生時代の経験からいっても、芸術鑑賞会など、まずマジメに見ません。
そんなものをマジメに見るなんて、ダサイ・・
なんて雰囲気が確かにありました。
どうなることか、心配しながら授業に行きましたが、そんな心配は全く杞憂でした。
みな、とても行儀が良くて礼儀正しい。
私のつまらないギャグなんかにも優しく反応してきて、授業はとても良い雰囲気で行われました。
これは、来月の矢来能楽堂の鑑賞教室が楽しみです。
中学生という多感な時期に、能楽という芸術にふれ、何かを感じ取ってもらいたいなあと、願ってやみません。
それにしても・・
今日は九皐会。
中森師のご逝去というショックな出来事に、どことなく空気は重いです。
でも、私達は舞台を続けなければなりません。
何事もなく過ぎてゆく日常が、ちょっぴり怖く感じます。
at 23:35|Permalink│
2008年02月09日
訃報
昨日、門下の大先輩の中森晶三師が亡くなりました。
中森師は、一代で能舞台を始め、能面・能装束など一通り揃えて、定期能を毎月開催なさるという信じられない偉業をなした方です。
また、各地で薪能やイベント、学生鑑賞能を手がけて能の普及に尽力するかたわら、数多くの分かり易い、能の入門書や解説書などを書いたという、稀代の人物です。
私は、学生時代から中森師の著作を愛読して能の知識を得たものでした。
入門してからは、公演などでお目にかかる度に多くのことを学びました。
とても物知りな方でして、何かを質問すると、必ずわかり易く答えて下さいました。
一昨年の暮れに私が「石橋」を披く時、「江戸時代に、途絶えていた『石橋』を復活させたのは、紀州出身の天才能役者・貴志貴太夫である」と教えて下さいました。
私の名前(桑田貴志)と同じ能役者の江戸時代の活躍ぶりを、面白く語って下さいました。
師の語り口は、独特の切り口で飽きさせないものでした。公演前の解説は、楽屋で聞いていた私たちにもとてもためになりました。
とてもお世話になりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
中森師は、一代で能舞台を始め、能面・能装束など一通り揃えて、定期能を毎月開催なさるという信じられない偉業をなした方です。
また、各地で薪能やイベント、学生鑑賞能を手がけて能の普及に尽力するかたわら、数多くの分かり易い、能の入門書や解説書などを書いたという、稀代の人物です。
私は、学生時代から中森師の著作を愛読して能の知識を得たものでした。
入門してからは、公演などでお目にかかる度に多くのことを学びました。
とても物知りな方でして、何かを質問すると、必ずわかり易く答えて下さいました。
一昨年の暮れに私が「石橋」を披く時、「江戸時代に、途絶えていた『石橋』を復活させたのは、紀州出身の天才能役者・貴志貴太夫である」と教えて下さいました。
私の名前(桑田貴志)と同じ能役者の江戸時代の活躍ぶりを、面白く語って下さいました。
師の語り口は、独特の切り口で飽きさせないものでした。公演前の解説は、楽屋で聞いていた私たちにもとてもためになりました。
とてもお世話になりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
at 14:30|Permalink│