2007年11月

2007年11月04日

隅田川

今日は、兄弟子O師の主催公演。
番組は「隅田川」
O師の次男との親子共演でした。
超満員の盛会でした。

先週は、B師の主催公演で同じく「隅田川」が出ました。やはり、超満員。
同門ながら、凄いなあと感心します。


「隅田川」と言えば、子方が常に話題になります。先週の子方も、今日の子方も、立派に勤めていました。
どちらの子も、「鞍馬天狗」の花見以外の初子方だそうです。


「隅田川」
とても好きな能です。

学生時代、「隅田川」を見て涙が止まらなかったことがあります。

謡の奥深い響きが心の琴線に触れ、深く感じるものがあって思わず涙が出てきたのです。

最近、「隅田川」を見るたびに泣けてきます。

でも、学生時代とは悲しさの質が違います。

「隅田川」で、子供を失ってさまよう母に同情して泣いてしまうのです。

謡の響きというより、能のストーリーに感じ入って泣いてしまうのです。

「隅田川」に限らず、ドラマでも映画でも、最近は、親子モノに弱いのです。

年をとったなあ、と思います。


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2007年11月03日

尼になります

今日は、岡山後楽能。
番組は、「遊行柳」と「碇潜」
私は、「遊行柳」の地謡と「碇潜」のツレ「二位の尼」をいたしました。初の尼です。

能の役とはいえ、尼になるためには、花帽子という頭巾をスッポリ被ります。

はたで見ていると、とっても大変そう。
さぞかし暑いのだろうと想像していました。

しかも、今日は人手がいないので、後場からの登場にもかかわらず、誰よりも早く装束をつけました。

能が始まり、皆舞台に出てしまい、誰もいない楽屋で、一人ポツンと待たされました。

これは、たいへんな苦痛だぞ。

そう思いました。
顔を花帽子で覆われると、息苦しいだろうと覚悟していました。

でも、今日は涼しいせいもあって、案外快適でした。

花帽子は羽二重の生地なので、気持ちの良い肌触り。

前場でずっと待っている間、楽屋でついウトウトと……

いかん、これから舞台だ。

後場で舞台に出たら、とても良い役です。
楽しく勤めることができました。


at 21:56|Permalink