2007年09月

2007年09月17日

夢舞台、デパート屋上

今日は、二子玉川の高島屋の屋上にて薪能。
あの、城西地区最大のデパートの屋上での公演です。

番組は、若先生の「屋島」 私はツレをさせて頂きました。
最近、お役が続いています。


デパートの屋上といえば、少年時代はゴレンジャーや仮面ライダーのショーに心ときめきました。

新聞の広告などでそれらの案内を見ては、両親に連れて行ってくれとせがんだものです。

もちろん今日の薪能は、子供向けのショーではありません。
高島屋のお得意様を招いて、本格的にじっくりと能を演じました。


でも、デパートの屋上と聞くと、何だか少年時代の甘酸っぱい思い出が蘇ってきます。

私の思い出に残る、夢一杯の空間である、デパートの屋上。
そこで、能を演じることが出来る喜びを、しみじみと感じました。


at 22:47|Permalink

2007年09月16日

三国合同演劇

今日は、芝居を観に行きました。

そうです、来日中のシンガポールでの元教え子達の芝居を観に行ったのです。

舞台の上の彼らは、輝いていますねぇ。
特にマレーシア人の女の子(ヤンヤン)は凄いオーラだった。シンガポールでは、スターというのも納得。
また、シンガポール人の男の子(ピーター)のダイナミックな動きにも、目を奪われました。


5年前に彼らにシンガポールで能を教えた時を思い出しました。

ヤンヤンは、とにかく正確に覚える子でした。
短い仕舞など、1日で覚えてしまってました。
また、形態模写が上手で、一緒に行っていました故観世栄夫師のモノマネなんてそっくり。日本語の謡の発音も上手でした。

一方、ピーターは何でも過剰にやる人でした。
彼が「竹生島」などの派手な仕舞をやると、まあ豪快だこと。。。
能の表現からは外れているので、能の先生としては及第点はあげれません。
ただ、能を初めて見る外国人には強い印象を与えたようです。


今日の彼らの演技は、彼らの仕舞の特徴がよく出ていて面白かったです。
演劇って、自己表現なんですねぇ。
性格がよく出ます。


終演後、打ち上げパーティーまで参加させて頂きました。この芝居は今日が千秋楽だったのです。

日本人の役者にも何人か知り合いがいるので、いろいろ演劇談義も出来て楽しかった。

シンガポールからも、何人か関係者が来ていました。中には知り合いもいて、お互い思わぬ再会に驚きました。


シンガポールご一行とは、これでひとまずお別れです。
来年1月からまた、新しい生徒を教えに行きます。

シンガポールでの再会を約束して、お別れいたしました。


at 23:10|Permalink

2007年09月15日

高砂を君に

今日は、茨城県の大洗磯崎神社にて薪能。
番組は、「高砂」でして私はツレをさせて頂きました。

今日は、嬉しいことがありました。
開演前、私の大学時代の後輩が訪ねてくれました。
彼は、大学を卒業後、地元の茨城県で就職して忙しい日々を送っているようです。

今回、新聞でたまたまこの薪能の記事を見かけたようです。

彼は、この秋結婚する予定でして、今日は婚約者と共に、神社に結婚式の申し込みに出かけたそうです。

その帰りに、おめでたい「高砂」を見ようと磯前神社に立ち寄ったら、そこに大学時代の先輩である私が舞台に立っていたので、驚いたようです。

その話を聞いて、嬉しく思いました。

初めて会う婚約者も、彼と同じく嬉しそうに私に話かけてきます。

私は言いました。

「今日の高砂は、お二人の門出を祝うつもりで精一杯頑張ります。
どうぞ宜しくお願いいたします」


結婚式の申し込みに行った後、二人で「高砂」の鑑賞。
しかも、その「高砂」には大学時代の先輩が出演している……

素晴らしいシチュエーションですね。

私は、本当に嬉しかったです。

お二人の門出に幸あれ!!


at 22:34|Permalink

2007年09月14日

国際化

今日は久々のオフ。
沼津公演「屋島」も終わったので、少し気持ちも落ち着いたので、意を決して英会話に行きました。

実に半年ぶり。
恐る恐る外国人の先生に言いました。

「半年ぶりです。かなりレベルダウンしていると思います。お手柔らかに、宜しくお願いします」

先生は笑って、レッスンは始まりました。
終わって、なんと先生に褒められました。

「レベルダウンどころか、上達しているよ。来ない間、特別な勉強をしていたの?」

いや、本当に何もしていない。しいていえば、最近シンガポールから来た元生徒とよく飲んでるなあ・・・

きっと、上達の秘訣はそれでしょう。
実戦に勝る練習はないってことですね。


先日もそのシンガポール人達と飲みました。
彼らは、今神楽坂の劇団と合同公演を行っており、その稽古場も神楽坂にあります。矢来能楽堂とは目と鼻の先。
という訳で、彼らと待ち合わせてまた飲むことになりました。

彼らがいるという店を聞いて驚きました。

一言で言うと、古きよきガード下の飲み屋(ガード下にはないけど)
異常に安いお酒と食べ物を出すけど、味はいまいち。店は決して綺麗とは言えない・・・ いつも混雑していてたいそう騒がしい・・

「なんでそんな所にいるんだ・・  神楽坂にはもっと良い店がたくさんあるのに・・
だいいち、日本語が全く分からない彼らは、その店で果たして飲み食い出来るのか? 
英語が分かりそうな店員なんかいそうにない店だ。オーダーすら満足に出来ないのでは・・・」

私が急いで行かないと、彼らは困っているに違いない。

そう思った私は急いでその店に行きました。。。。

その心配は杞憂でした。
彼らは、中国人の店員と、福建語でしゃべっていました。

彼らは、中国系のシンガポール人とマレーシア人。英語のほかに、当然中国語もしゃべれます。

そうか、それでこの店を選んだのか。
彼らは、店員とはすっかりお友達でした。


at 23:05|Permalink

2007年09月09日

「屋島」御礼

沼津自主公演「屋島」、昨日無事終えました。

沼津における能の普及と自分の研鑽の場として始めた自主公演「能に親しむ会 能楽鑑賞会」も、今回で4回目。
毎回、良い勉強をさせていただいております。

今回選んだ演目「屋島」は、ずっと憧れていた曲です。

学生時代、当時習っていた師匠の公演に学生ながら出演させて頂きました。その時の演目が「屋島」です。

初めて玄人の舞台に出演した思い出の曲なのです。
地謡座という場所から見た初めての能。
もう、ビリビリと痺れました。

特に、「語」の格好良かったこと。
今のように思い出せます。

それ以来、ずっと憧れていた能です。
「屋島」の舞台を見る度、
「いつか自分も……」

と思い続けていました。

その「いつか」が、ついに来ました。

昨日は、一生懸命演じました。我を忘れる位頑張りました。

演じている最中、あの「屋島」を舞っているという事実が信じられなかったです。

この「屋島」をやっている桑田貴志の姿を、お客様になって観客席から眺めたい……

そんなこと思ったのは初めてです。


at 23:32|Permalink