2007年06月

2007年06月28日

はじめまして

はじめまして。ボクは「桑田大志郎」です。
今日、退院しました。


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at 23:35|Permalink

2007年06月19日

天使再臨

6月19日、我が家に再び天使が舞い降りてきました。

今度の天使は、せっかちさんでして、降臨予定日より一ヶ月近く早く降りてきました。

その割りに、身長50.5cm・体重3182gという立派な体格です。

天使の名前は、「大志郎」と言います。


「天使よ、大志を抱け!」


長男共々、宜しくお願いいたします。


at 22:00|Permalink

2007年06月18日

序之舞

今日は若竹会。能の「半蔀」をさせていただきました。

若竹会とは、非公開の稽古会。九皐会の若手が勉強のため、お囃子方を招いて稽古用の装束を着けて順に能を舞います。
今月は私の番。私は少し背伸びして、大小序之舞の曲「半蔀」をいたしました。

序之舞の能を舞うのは、今回が初めて。かねてから先輩から、「序之舞は楽しいぞー」と聞いていました。

序之舞とは、15分位かかる舞で、能の中でもかなりスピードのゆっくりした舞です。
見ていると、退屈することもしばしばあるのですが・・・


やってみると、これが不思議。実に楽しいのです。

先輩からも、「楽しそうに舞っていたな」
と言われました。

だいたい、稽古能なんてのは、怒られるためにやるようなものでして、楽しいことなんか一つもない。
今日も、やはり様々な注意を受け、私にとってよい勉強の場となりました。

この若竹会で、舞っていて楽しいと感じたのは今日が初めてです。

そもそも、玄人とはお客様を楽しませるために舞うのであって、いちいち自分が楽しんでいてはいけないと言われます。

それはそう思います。
ただ、「舞っていて楽しい」という気持ちを持って舞うことも大事ではないかと思います。

つまんなそうに舞っている人の舞台なんか、見たくないですよねえ。


しかし、あんなにテンポのゆっくりした序之舞を舞うことが、なんでこんなに楽しいんでしょうね。


at 22:17|Permalink

2007年06月16日

白石 碧水園

今日は、宮城県白石市の碧水園能楽堂での催し。

この催しは、白石市が同門のK師の母の実家という縁から始まった催しで今回が7回目。
毎回超満員のお客様で賑わいます。

碧水園は、人口4万人の白石市の規模から考えると、破格に立派な能楽堂です。
そうです、本式の能楽堂なのです。
多目的に作られたホールではなくて、能と狂言を専門に演じる能楽堂が、東北のいち地方都市にあるとことにまず驚かされます。

どうやら、かつての竹下内閣時代の「ふるさと創生資金」で作られたらしい。
当時の市長が大変な能好きであったそうです。

今日の演目は「田村」
征夷大将軍・坂上田村麻呂にちなんだ能です。

「征夷大将軍」の文字通り、蝦夷を征服した将軍が坂上田村麻呂です。

この田村麻呂って、昔の蝦夷・東北ではどう思われているのでしょうか。

「東北を制圧した人」
では、憎むべき敵です。

「東北を平定した人」
ですと、恩人になります。

今日、能楽堂が満員だったということは、後者の意見が優勢なのですかねえ。


最近、地方に出たときしか日記を書いていないですね。
別に、東京にいるときにネタが無いわけではありません。時間が無いだけです。
地方に行くと、長い移動時間があるから、日記が書きやすいのです。

あ、6月上旬の長期遠征日記。アップし忘れたていましたので、載せておきました。
パソコンすら開いていないのがバレてしまう・・・


at 23:22|Permalink

2007年06月05日

長期ロード

久々の長期ロードに出かけました。

まず、1日(金)は、2週続けての大阪。今回は師匠の素人会のお手伝いです。

この日は申合だったので、昼過ぎには仕事終了。いつもなら、ここで「よっし! 昼からビールだ!!!」

と勢い勇んで飲み始めるのですが、天気も良かったので、かねてから計画していた「松虫塚めぐり」に赴きました。
今年8月の九皐会で、「松虫」をさせていただくことになっているので、それに向けての社会見学です。

能「松虫」の舞台は、大阪の阿倍野です。「松虫」のシテが友を偲んで作った塚「松虫塚」は、その名も「松虫」という阪堺線の駅のすぐそばにあります。

この「松虫塚めぐり」に関する詳しいレポートは、7月26日の「ぎんが能楽サロン」でしようかと思っております。
「ぎんが能楽サロン」へお出まし予定の方、楽しみにお待ち下さい。

お知らせですが、7月26日の「ぎんが能楽サロン」は早くも売り切れとなりました。毎度、たくさんの方にお越しいただき、深く感謝いたします。
次回は、9月27日。題目は「野宮」です。


2日(土)に、師匠の素人会が終わると、新幹線に乗って福山の実家に行きました。
次の日の岡山の会のためです。

日曜日は岡山の九皐会門下の方の素人会。
「松浦佐用姫」なる、珍しい曲が出ます。
この曲は最近復曲された曲でして、今では観世流の現行曲のレパートリーに入っております。
謡うのは当然初めて。

さすがに前の日ともなると、あらかた覚えましたが、やはり少し不安ですので実家で覚え直します。
さらに、目前に迫った、若竹会での「半蔀」のシテ。6月九皐会の「善知鳥」。稽古能「梅枝」

こんなものを覚えていたら、一歩も外出出来ませんでした。

いつも実家に帰ると、昔の悪友たちと遊びに出かけるのですが、今回は残念ですが見送り。
大音量で韓流ドラマを見るオフクロの横で、せっせと覚え物です。

3日(日)は、岡山後楽園能舞台で素人会。
この舞台は、とても風情があって良いです。昔の大名屋敷の能舞台がそのまま保存されています。

ただ、この舞台は後楽園公園内の能楽堂ですので、公園の閉門時間には退場しなくてはいけません。
3時半には会は終わり、4時から大宴会。
早い時間の大宴会はこの会の名物です。一次会が終わっても、まだ外は明るかった・・・

4日(月)・5日(火)と沼津稽古。
早朝に実家を出ると、
タクシーにてバス停→ リムジンバスにて広島空港→ 飛行機にて羽田空港→ 京急にて品川駅→ 東海道新幹線にて三島駅→ 東海道本線にて沼津駅→ 沼津駅よりタクシー

朝8時に福山の実家を出て、昼の一時には沼津でお弟子さんの稽古をしていました。
その間、5日分の荷物を携帯したままです。

三島駅からの東海道本線の吊り革広告に、こんなのを発見しました。
いずれもJR西日本の広告です。

「京都・大阪・神戸 三都物語」
「旅行に行くなら岡山に行こう!」

最初のは、おなじみの広告。何も思いませんでしたが、その隣に「岡山に行こう!」では、少し笑っちゃいました。

「今まさに、仕事で大阪と岡山を回ってきましたよ」

思わず広告に語りかけました。


at 22:26|Permalink