2005年01月
2005年01月30日
義経
大河ドラマ「義経」、面白いですね。毎週楽しみにしています。
「義経」の放送は、能にとっても追い風です。なにせ、能には「義経物」多いですからねえ。
今日は、鞍馬山で義経が鬼一法眼について武術の修業をする話。まあ、これはいわゆる「鞍馬天狗」のお話です。次回は、有名な五条の橋での弁慶との対決の話。これは言うまでもなく「橋弁慶」の話です。
私も、今年は所縁の能をいくつかさせていただきます。
まず、4月には沼津で「船弁慶」。7月には若竹能で「箙」。狩野川薪能で「鞍馬天狗」。
大河ドラマとの対照で見ますと、まず「船弁慶」では前半は静御前の役をやります。大河では同じ役を「石原さとみ」がつとめています。後半は平知盛の役。これは大河では「阿部寛」がやってます。
「箙」のシテは梶原景李ですが、これは配役が発表されてません。あまり有名な武将じゃないので、大河には出てこないかも。因みに、梶原景李の親父、景時は、「中尾彬」がやるようです。
「鞍馬天狗」のシテは、義経に武術を教える天狗。つまり、今日出てきた「美輪明宏」です。
「だからどうした」と言われればそれまでです。まあ、そういうこと。
「義経」の放送は、能にとっても追い風です。なにせ、能には「義経物」多いですからねえ。
今日は、鞍馬山で義経が鬼一法眼について武術の修業をする話。まあ、これはいわゆる「鞍馬天狗」のお話です。次回は、有名な五条の橋での弁慶との対決の話。これは言うまでもなく「橋弁慶」の話です。
私も、今年は所縁の能をいくつかさせていただきます。
まず、4月には沼津で「船弁慶」。7月には若竹能で「箙」。狩野川薪能で「鞍馬天狗」。
大河ドラマとの対照で見ますと、まず「船弁慶」では前半は静御前の役をやります。大河では同じ役を「石原さとみ」がつとめています。後半は平知盛の役。これは大河では「阿部寛」がやってます。
「箙」のシテは梶原景李ですが、これは配役が発表されてません。あまり有名な武将じゃないので、大河には出てこないかも。因みに、梶原景李の親父、景時は、「中尾彬」がやるようです。
「鞍馬天狗」のシテは、義経に武術を教える天狗。つまり、今日出てきた「美輪明宏」です。
「だからどうした」と言われればそれまでです。まあ、そういうこと。
at 22:38|Permalink│
2005年01月28日
能に親しむ会
昨日の「ぎんが能楽サロン」の余韻も醒めないうちに、今度は来週江戸川区葛西で行なう「能に親しむ会」能楽体験講座の準備で忙しいです。
この講座、能の台本を独自の節に合わせて歌う、謡(うたい)や、能の見せ場となる短い部分を演じる舞である、仕舞を紹介して体験もしていただくという、お得な講座です。詳しくは「ホーム」から「お知らせ」をご覧下さい。
昼の会場は、日本庭園の池に浮かぶ、素晴らしい雰囲気の「源心庵」という和風建築で行い、夜の会場は、葛西駅から徒歩5分という好立地にある葛西区民館ホールで行ないます。
昼の部はほぼ定員に達しましたが、夜の部はまだ余裕がございます。このホームページからも申込みできます。
宜しくお願い致します。
この講座、能の台本を独自の節に合わせて歌う、謡(うたい)や、能の見せ場となる短い部分を演じる舞である、仕舞を紹介して体験もしていただくという、お得な講座です。詳しくは「ホーム」から「お知らせ」をご覧下さい。
昼の会場は、日本庭園の池に浮かぶ、素晴らしい雰囲気の「源心庵」という和風建築で行い、夜の会場は、葛西駅から徒歩5分という好立地にある葛西区民館ホールで行ないます。
昼の部はほぼ定員に達しましたが、夜の部はまだ余裕がございます。このホームページからも申込みできます。
宜しくお願い致します。
at 14:02|Permalink│
2005年01月27日
ぎんが能楽サロン
今日は、「ぎんが能楽サロン」の日でした。
この催しは、市川市に「ぎんがホール」という小さなホールを経営している方が主催している講演会です。毎月1回、主に次の月の九皐会の演目を採り上げて能のお話をするという内容でして、謡や仕舞の実演をしたり、また月によっては能装束や能面を間近でご覧頂いたり、平家琵琶の演奏が聴けたりもするお得な講座です。
講座の監修は、能楽研究者の早稲田大学教授・小林保治先生という豪華布陣。私はあくまで能役者として、実演を交えながら体験談や舞台裏などの楽しい話をしたあと、小林先生が補足としてアカデミックな話をして下さいます。
昨年11月に「先触れの会」としてプレ講演を行い、今日が第1回。お陰様でスゴイ人気でして、前回も今回もアッという間に定員オーバー。なにせ、「ぎんがホール」は個人宅にしつらえた小規模のホールでして、35人も入れば一杯になってしまいます。
小規模ホールならではのアットホームな雰囲気がかえって受けているようです。講座終了後には、椅子をとっぱらって、その場でコーヒーやワインを飲みながらの懇親会。私や小林先生と、お客様との触れ合いの場でして、率直な感想や質問などに答えながら楽しくおしゃべりをさせていただいています。まさに「サロン」
私も「ぎんが能楽サロン」、とても楽しみにしています。大学教授も一緒ですので、うかつな事は言えません。毎回、下調べがたいへんですが、かえっていい経験になっています。詳しい内容は「ホーム」から「お知らせ」の欄をご覧下さい。ご希望の方は「ぎんがホール」または「能に親しむ会」までお問合せお願いします。
この催しは、市川市に「ぎんがホール」という小さなホールを経営している方が主催している講演会です。毎月1回、主に次の月の九皐会の演目を採り上げて能のお話をするという内容でして、謡や仕舞の実演をしたり、また月によっては能装束や能面を間近でご覧頂いたり、平家琵琶の演奏が聴けたりもするお得な講座です。
講座の監修は、能楽研究者の早稲田大学教授・小林保治先生という豪華布陣。私はあくまで能役者として、実演を交えながら体験談や舞台裏などの楽しい話をしたあと、小林先生が補足としてアカデミックな話をして下さいます。
昨年11月に「先触れの会」としてプレ講演を行い、今日が第1回。お陰様でスゴイ人気でして、前回も今回もアッという間に定員オーバー。なにせ、「ぎんがホール」は個人宅にしつらえた小規模のホールでして、35人も入れば一杯になってしまいます。
小規模ホールならではのアットホームな雰囲気がかえって受けているようです。講座終了後には、椅子をとっぱらって、その場でコーヒーやワインを飲みながらの懇親会。私や小林先生と、お客様との触れ合いの場でして、率直な感想や質問などに答えながら楽しくおしゃべりをさせていただいています。まさに「サロン」
私も「ぎんが能楽サロン」、とても楽しみにしています。大学教授も一緒ですので、うかつな事は言えません。毎回、下調べがたいへんですが、かえっていい経験になっています。詳しい内容は「ホーム」から「お知らせ」の欄をご覧下さい。ご希望の方は「ぎんがホール」または「能に親しむ会」までお問合せお願いします。
at 22:54|Permalink│
2005年01月20日
文化服装学院
今日は、文化服装学院校外教室で、能「羽衣」のシテをさせていただきました。
この催しは、文化服装学院の学生を対象にした学生能です。ファッション専門学校の学生に見せるということなので、通常の能の前に能装束の着付けの実演を行うというのが目玉となっております。
この文化服装の学生能が始まったのは、記録が残っている限りでは昭和33年!! つまり、もう50年近くも代々の文化服装の学生は、矢来能楽堂で能を見ているってことです。文化服装といえば、知る人ぞ知る日本のファッション界の名門。その卒業生は、コシノヒロコ・高田賢三・山本耀二らデザイナーの巨匠達や、おすぎとピーコなど多岐に渡っています。その面々も、きっと矢来のどこかの席に座って、九皐会の先輩達の能を見ているんですよね。何を感じ、今の創作にどう影響しているのか、今度会ったら聞いてみようっと。(会うことはないと思うけど)
能装束のデザインには、日本の古くからの美が詰まっています。またその着付けには、日本人の知恵が詰まっています。装束着けの実演を目の当たりにして、また能を間近に鑑賞することは、デザイナーやスタイリストの卵たちにとって、かけがえのない経験となることでしょう。
今年も3日間で7公演が行なわれ、若手がシテを順に舞います。あまり能を舞う機会のない若手にとっても貴重な体験で、私は初シテも7年前のこの催しでした。
今日も気合入れて舞いました。私の能を見た学生が、何かを感じ、将来の創作の手助けになれればと思います。
この催しは、文化服装学院の学生を対象にした学生能です。ファッション専門学校の学生に見せるということなので、通常の能の前に能装束の着付けの実演を行うというのが目玉となっております。
この文化服装の学生能が始まったのは、記録が残っている限りでは昭和33年!! つまり、もう50年近くも代々の文化服装の学生は、矢来能楽堂で能を見ているってことです。文化服装といえば、知る人ぞ知る日本のファッション界の名門。その卒業生は、コシノヒロコ・高田賢三・山本耀二らデザイナーの巨匠達や、おすぎとピーコなど多岐に渡っています。その面々も、きっと矢来のどこかの席に座って、九皐会の先輩達の能を見ているんですよね。何を感じ、今の創作にどう影響しているのか、今度会ったら聞いてみようっと。(会うことはないと思うけど)
能装束のデザインには、日本の古くからの美が詰まっています。またその着付けには、日本人の知恵が詰まっています。装束着けの実演を目の当たりにして、また能を間近に鑑賞することは、デザイナーやスタイリストの卵たちにとって、かけがえのない経験となることでしょう。
今年も3日間で7公演が行なわれ、若手がシテを順に舞います。あまり能を舞う機会のない若手にとっても貴重な体験で、私は初シテも7年前のこの催しでした。
今日も気合入れて舞いました。私の能を見た学生が、何かを感じ、将来の創作の手助けになれればと思います。
at 22:36|Permalink│
2005年01月18日
NHK収録
今日はNHK FMラジオの収録がありました。
毎週日曜日の朝7:15からやっている、謡曲ファン以外はまず聴くことのない能楽鑑賞の番組です。
ただ、謡曲ファンは結構聴いていて、かくいう私も、さすがに生では聴いていられないので、タイマー録音をしてよく聴いています。
私、実は初めての収録でした。ドキドキしながら、NHK放送センターに行き、スタジオに通された。
そのスタジオを見て、唖然。
とにかく広い。バスケットコートが2~3面とれそうな広さだ。
そのただっぴろいスタジオの片隅に、緋毛氈を敷いて、5人膝をつつき合わせて謡いました。
最初はその異様な状況に圧倒されましたが、謡い始めると別に何と言うこともなかったですね。
まあ、変な所で謡うのは慣れていますから・・・
放送は、2月6日(日) 朝7:15~8:00 NHK FMラジオ
番組は、素謡「羽衣」 シテ・地謡 津村禮次郎
ワキ・地謡 中所宜夫
ワキツレ・地謡 桑田貴志
地謡 鈴木啓吾・坂真太郎
連吟「屋島」 シテ・地謡 鈴木啓吾
ツレ・地謡 坂真太郎
地謡 津村禮次郎・中所宜夫・桑田貴志
です。乞うご期待。
毎週日曜日の朝7:15からやっている、謡曲ファン以外はまず聴くことのない能楽鑑賞の番組です。
ただ、謡曲ファンは結構聴いていて、かくいう私も、さすがに生では聴いていられないので、タイマー録音をしてよく聴いています。
私、実は初めての収録でした。ドキドキしながら、NHK放送センターに行き、スタジオに通された。
そのスタジオを見て、唖然。
とにかく広い。バスケットコートが2~3面とれそうな広さだ。
そのただっぴろいスタジオの片隅に、緋毛氈を敷いて、5人膝をつつき合わせて謡いました。
最初はその異様な状況に圧倒されましたが、謡い始めると別に何と言うこともなかったですね。
まあ、変な所で謡うのは慣れていますから・・・
放送は、2月6日(日) 朝7:15~8:00 NHK FMラジオ
番組は、素謡「羽衣」 シテ・地謡 津村禮次郎
ワキ・地謡 中所宜夫
ワキツレ・地謡 桑田貴志
地謡 鈴木啓吾・坂真太郎
連吟「屋島」 シテ・地謡 鈴木啓吾
ツレ・地謡 坂真太郎
地謡 津村禮次郎・中所宜夫・桑田貴志
です。乞うご期待。
at 23:16|Permalink│