2023年02月15日

2023シンガポール第1便 2

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シンガポールに出発前、よく聞かれました。

「今、外国に行くのって簡単なの? 手続きとかたいへんそう」

私もそう思っていました。「まだまだ新型コロナウイルスの世界的な感染流行は終わらないので、きっと様々な手続きが必要になるだろう。」と、覚悟していました。

しかしふたを開けると、驚くほどスムーズ。

まず、航空券は普通に航空会社のホームページで購入できます。
航空券を買うと、外務省のホームページのリンクが張ってあり、世界各国の出入国の条件が調べられます。
それによると、シンガポール入国には英文のワクチン接種証明とオンラインでの入国カードが必要であるそうです。

英文のワクチン接種証明は、マイナンバーカードがあればスマホのアプリで簡単に取れます。
入国カードは、今までは現地(または飛行機の中)で、せこせこ記入いていたものを事前にオンラインで提出出来るので、かえって楽になりました。
おそらく、なるべく人との接触を避けるためと、いつも入国検査の前のテーブルで入国カードをいろんな国の人たちと顔をつつき合わせながら書いていた混雑を避けるためだと思われます。

オンラインで入国カードを提出すると、シンガポール政府からメールが届きます。
この返信メールを入国検査で見せる必要があるそうです。

スマホで政府からのメールもワクチン接種証明も取り出せます。スマホとパスポートがあれば入国検査は通過できるようです。

しかし、スマホは電池切れや紛失の恐れもあります。念のため全ての書類を紙にプリントアウトして用意万端で出かけました。

夜中の0時30分のフライトでしたが、念のため21時ころには羽田空港に到着しました。
その目論見は正しかったようです。

まず、飛行機のチェックインと荷物預かりが長蛇の列。
驚いたのは、チェックインと荷物預かりは全て無人で行われています。これも、人との接触をさけるためと人員削減のためだと思われます。

私も含め、やり方がよくわからないのでどうしたって時間がかかります。
無人のチェックイン機はたくさん空いているのに、一人一人にやり方を説明しています。
しかも、1人か2人のスタッフで全て対応しています。
また、23時台と0時台は深夜のフライトが多いので、手荷物検査なども長蛇の列。
結局入国検査まで終わるのに1時間以上かかりました。

コロナ前は、こんなことありませんでした。もうちょっと何とかした方が良いなあと思いました。

それに引き換え、シンガポール入国いたってスムーズ。
私が入国した日(2月13日)から、シンガポールではコロナに関する全ての規制を撤廃しました。
だから、結果的にワクチン接種証明も必要ありませんでした。

ちなみに、「2月13日から全ての規制をなくす」とシンガポール政府から発表されたのは2月9日。
わずか4日前です。このスピード感がいかにもシンガポールです。

入国検査では、パスポート見せておしまい。入国カードはパスポートに紐づけられているからシンガポール政府からの返信メールを見せる必要もありませんでした。

日本から出国は1時間以上かかりましたが、シンガポール入国は5分もかかりませんでした。


シンガポールも、去年の夏までは世界でも有数のコロナ対策をしていたそうですが、今やその規制は全てなくなりました。
一方、日本ではこれから徐々に緩めていく、その入り口です。その差なのでしょう。

ちなみに、旧正月を盛大に祝うシンガポールでは、まだ正月飾りなどもあります。
とても華やかです。
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2023年02月14日

2023シンガポール第1便 1

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ただいま、シンガポールに来ています。コロナ禍以来、初めての海外渡航です。

私は、隔年でシンガポールの演劇学校に能を教えに行っております。本来は一昨年に行く予定でした。
しかし、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックにより、2年延期されました。
最近の水際対策緩和により、今年、4年ぶりに行くことが出来ました。


この学校は3年間の演劇学校で、例年は1年生と2年生に能を教えています。
しかし今回は4年ぶりなので、能をまだ稽古していない3年生と、稽古せずに卒業した4年生も加わり、4月年合同の大所帯です。さらに、毎年恒例のオーストラリアの演劇学校からの留学生も加わり、にぎやかです。

内訳は、シンガポール(4人)、マレーシア(2人)、インド(7人)、香港(2人)、フィリピン(3人)、スウェーデン(1人)、マカオ(2人)、オーストラリア(3人)と、8つの国と地域から総勢24人に、能を指導します。
期間は3ヶ月です。

どうなることやら。

様子は、随時紹介していこうと思っております。


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2023年02月10日

父は能楽師

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中学3年生の次男が、道徳の宿題をやっています。
道徳の教科書を見てビックリ。

タイトルは「父は能楽師」

内容は、父親が能楽師である中学3年生のお話です。
まさに、次男と境遇が同じです。

教科書の中の中学生は、学校の総合学習に父親がやってきたことをきっかけに、能のこと、日本文化のこと、自分の将来のことなど考えます。

同じ立場の次男は、授業で注目の的だったそうです。

先生は参考映像として、能「土蜘蛛」の画像を見せてくれたそうです。
小学生の時、能「土蜘蛛」のトモを演じたことある次男は、その時の写真を持って行ったそうです。
調子にのった次男は、クラスメイトに求められて、皆の前で仕舞も披露したそうです。

まったく、このお調子者ぶりは、私の中学時代にそっくりです。



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2023年01月22日

喜多能楽堂 改修工事

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1月22日、緑泉会の定期公演でした。

緑泉会でいつも会場としてお世話になっております喜多能楽堂は、この春から改修工事となるためしばらく使用出来なくなります。

この能楽堂には色々の思い出が詰まっています。

お客様の前で初めてシテに準ずる役として「小袖曾我」の五郎をさせていただいたのもこの能楽堂でした。
その後、「高砂」で緑泉会の初シテが2006年。以来、毎年色んな能を演じました。

思い出深い能楽堂です。
再オープンを楽しみにしています。


次回の緑泉会は、4月2日(日)です。
しばらくは会場を矢来能楽堂に移して開催いたします。

何卒よろしくお願い申し上げます。


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2023年01月08日

「翁」 四回目の千歳

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1月8日は、観世九皐会の初会。
毎年恒例の「翁」の上演があります。

「翁」は、能にして能にあらずといわれます。ほかの演目とは違い別格の扱いです。
昔は、一座の太夫や長老しか演じることはありませんでした。

内容は、ストーリーのようなものはなく、祝祭の儀式といった感じです。
主に、正月や特別なお祝い事の時に上演されます。

「翁」の上演の前には、出演者は精進潔斎をし、楽屋には「翁飾り」という神棚がしつらえられます。
何とも言えない独特の神聖な雰囲気に満ちております。

今年の初会の「翁」を勤めたのは、小島英明師。今回は披き(初演)です。
「翁」の露払い役として「千歳」という役があります。

天下泰平・国土安穏・五穀豊穣を祝うため重厚に老たけて演じられる「翁」に対して、「千歳」は、生命力の象徴としいて、若々しく颯爽と演じられます。

だいたい一座の若手が勤めます。

私は初めて「千歳」を演じたのは29歳の時でした。
入門以来、まず最初に「千歳」を演じるのが目標でした。
その目標がかなったのが、2001年の初会。
21世紀初の「翁」にて「千歳」を披きました。「翁」は永島忠侈師でした。

「千歳」は若手の登竜門と位置付けられ、喜之家では、だいたい内弟子を独立する頃に演じます。

2度目は観世喜之師と、3度目は長沼範夫師とさせていただきました。
ここまでは、30代のうちに演じました。

まだ若かったので、文字通り若々しく颯爽と演じたことを思い出します。

もう「千歳」をやる機会はないかと思っておりましたが、今回4度目の機会を得ました。

50歳を超えた肉体ですが、気持ちはまだまだ若いままです。
気持ちに任せて、躍動して舞いました。

我ながら、颯爽と動けたように思います。


「千歳」を4回もさせていただき、ありがたく思います。
職分家と言われる特別な家柄の能楽師でなければ、このように複数回させていただくことはありません。
喜之家門下の中でも、1度しか演じていない人もいます。

私は、たまたま機会に恵まれて4回、それも全て違う方の「翁」のお相手で演じさせていただきました。本当にうれしく思います。

今年の幕開けに、最高のスタートがきれました。



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2023年01月01日

謹賀新年 2023年

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明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

我が家の居間にも、ささやかな正月飾りをしつらえました。
気分は、すっかり正月モード。

今年も正月は自宅でゆっくりです。
外出は、元日に恒例となった深川七福神巡りをしたくらいです。

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深川七福神巡りは、コロナ禍となって以来3年連続しておりますが、今年が一番混んでいました。
正月の華やぎが徐々に戻ってきているのを感じます。

今年は、下記の能を演じる予定です。

6月17日 「松風」  桑田貴志 能まつり
8月中旬  演目未定 深川八幡祭 能奉納
9月18日 「絵馬」  緑泉会
12月10日 「玄象」  九皐会

「松風」「玄象」は準九番習の大曲ですし、「絵馬」は八百万の神々の中で最も格式が高い天照大神を演じます。

難しい能ばかりに挑戦します。

また今年は2月3月と、4年ぶりにシンガポールの演劇学校で能を教える予定です。
久しぶりに懐かしい面々に会えることでしょう。

今年も張り切って頑張ります。

ところで、年末に我が家の玄関ポーチを、ピカピカに磨いたにも関わらず、正月早々鳥のフン害に会いました。

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憤慨(フンガイ)するところですが、正月からウンがついたと喜ぶことにします。


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2022年12月31日

御礼 2022年

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相変わらずコロナ禍に振り回された2022年も、大晦日になりました。

徐々に、コロナ前の日々が戻ってきていますが、完全に戻るのは何時になるのでしょうか。
早く元の暮らしに戻りたいです。

さて、そんな中でも今年は多くの能を演じました。

2月27日 「項羽」     若竹能
4月10日 「須磨源氏」   九皐会
6月26日 「葵上 梓之出・空之祈」 桑田貴志 能まつり
10月9日 「班女」     九皐会
11月5日 「天鼓 弄鼓之舞」 緑泉会
12月2日 「敦盛」     文化庁巡回公演

6番もの能を演じる機会がありました。
これで通算145番の能を演じたことになります。
来年は通算150番に届きそうです。


また今年は、3年ぶりに社中のおさらい会「茉莉会」を開催しました。
深川八幡祭での能奉納も、3年ぶりに行うことが出来ました。

とても嬉しいことです。

今年はまだ制限がありましたが、来年以降はもっと普通に出来ることでしょう。


また、プライベートでも色々ありました。

6月には鼠径ヘルニアにて5日間入院しました。人生で5度目の入院です。
今は快復して普通に生活しています。

また、今年めでたく結婚20周年を迎えました。

2002年の12月23日に八芳園で結婚式をあげて、ちょうど20年です。
20年目の結婚記念日は、20年前と同じ八芳園で迎えました。

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八芳園さんにお心遣いをいただきました。
結婚20年は、磁器婚式と言うそうです。あと5年で銀婚式です。


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2022年11月20日

3年ぶりの発表会

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1119日に、3年ぶりに社中のおさらい会「茉莉会(まつりかい)を開催しました。

 

この2年はコロナ禍により開催を見送りました。

新型コロナウィルスの影響はまだまだありますが、正しく対処すればそんなに恐れることもないことも判ってきました。

 

いつまで開催を見送ってもキリがないので、今年は思い切って矢来能楽堂での開催を決まました。

 

社中のお弟子さんも、みな一様に喜んでくださいました。

日常に稽古にも、いっそう身が入ります。

 

やはり、目的があるのとないのとでは、稽古に対するモチベーションが全く変わってきます。

能楽界には「百の稽古より、一つの舞台」という言葉もあります。

 

舞台での、お弟子さんの生き生きした表情を見ていて、「大変だったけど、思い切って開催してよかった」と心から思います。

 

 

おさらい会の開催にあたって、もちろん感染対策には気を配りました。

舞台で集団感染など起こっては大変なことになります。

 

でも、今ではその心配はほとんどないと言ってもよいようです。

現にこの一年くらいは、いろいろな能楽師が発表会を行っておりますが、集団感染などという話は一切ありません。

 

まだまだ、コロナ前の状態には戻れませんが、今回、おさらい会を滞りなく開催できたことは、この上ない喜びでした。

 

ただ一つ残念だったことは、毎回行っている、終演後の懇親会が行えなかったことです。

この宴会を楽しみにしているお弟子さんもたくさんいるのですが、この第8波とも言われる現状では泣く泣く見送りました。

 

次回は、懇親会も出来るとよいなあ。。。





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2022年11月05日

御礼「天鼓 弄鼓之舞」

緑泉会の「天鼓 弄鼓之舞」、無事に終わりました。

 

「天鼓」の能は、10年前に演じています。劇的な展開の前場に苦労したことを思い出します。

特に、冒頭に揚幕を出てすぐに謡う「一声・サシ・下歌・上歌」の長い謡がやりにくかったことを思い出します。

 

今回は二度目なので「弄鼓之舞」という小書(特殊演出)で演じました。

 

この小書がつくと、ありがたいことに冒頭の「一声・サシ・下歌・上歌」がごっそり抜けます。とても良い謡なので抜けるのは残念なのですが、厄介な箇所なのでホッとします。

 

前シテの出で立ちは、古い装束を拝借しました。生地も薄くなっており、慎重に着付けていただきました。

中国風の模様で、この能にピッタリです。


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前場は、力むことなくスムーズに出来ました。やはり二度目の上演だと余裕があります。

前回のビデオを見て、反省点をキチンと修正して演じられました。

 

初演の時はわりにスッキリと演じましたが、今回は少々ドラマティックに演じてみました。年齢を重ねるうちに、型や所作に劇的な要素を自然に乗せられるようになったように思います。

若いうちは、変に芝居っけ出すと、どうにも鼻につくあざとい演技になりやすいものですが、段々とそういったあざとさが取れてきたかなあと思います。

 

「弄鼓之舞」の眼目は、やはり後場でしょう。

後場の舞がガラリと変わります。


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そもそも「天鼓」という能は、後場に可憐な少年が晴れやかに舞うところが見せ場となっています。

その舞をひたすら面白くしたのがこの小書です。

 

この能では、「楽(がく)」という軽やかで面白い旋律の舞を舞います。

ただでさえ浮きたつような面白い舞ですが、「弄鼓之舞」では、この舞がいっそう高い調子で演奏される「盤渉楽(ばんしきがく)」に変わります。

 

そして舞の途中で、橋掛りに行ったり、舞台の正面先に置かれている作り物につけられている鼓を打ってみせたり、鼓の鳴る音を聞いて喜んだり、またその作り物の前を通ったりと、舞の中に面白いエッセンスがギュウギュウにつまっています。

 

キリ(終曲)の舞も、型がより面白くスリリングになっています。

見せ場は、足拍子をすべて裏の間合いで踏むところです。

 

能の拍子には表の拍と裏の拍があります。通常足拍子は表拍で踏みます。

身体のリズムが表拍に慣れているので、裏拍で踏むのはとても難しいのです。

踏んでいるうちに、どうしても表拍になってしまいます。

また、足拍子が鳴るリズムも裏拍だと、どうにも違和感があります。その違和感が面白いのです。

 

この裏拍の拍子がなかなか上手く踏めなくて苦労しました。

 

そしてなによりも、盤渉楽に苦労しました。

盤渉楽は、実はとてもめずらしい舞です。能楽師になって25年以上になりますが、今回初めて舞いました。

稽古でも舞ったことは無く、文字通り全くの初めてです。

 

複雑な旋律にリズム、そして不規則な足拍子。厄介な舞です。

もちろん、修業中にお囃子の稽古はしました。笛や太鼓の先生に何度も怒られながら盤渉楽を稽古したことを思い出されます。

 

その時稽古したのは、一噌流でした。

笛の流儀は東京では主に一噌流と森田流とあります。通常、その二つの流儀ではそんなに違いはありません。だから私たち能楽師は、ベースとしてどちらかを習って、他の流儀の笛の時は、違うところを気にして舞うのです。

 

ただこの盤渉楽は、一噌流と森田流では全く違います。

今回の「天鼓」では、笛は森田流でしたので、覚えるのに苦労しました。

 

思えば、申合までは常に頭の中でイロイロ気にしながら舞っていました。

 

「えっと、ここで六つ拍子を踏んだら、すぐ二つ寄せて踏んで・・・」

「ここは拍子の後、間があるから、じっくりためて動こう・・・」

「ここは逆に間がないから、動き出しを早くして・・・」

 

自分の稽古では、そんなことばかり考えて舞っていました。

それが申合の時初めて、盤渉楽を舞っていて楽しいと感じられました。そう思えたことが意外でした。

こうなると、当日の不安は一気に和らぎます。

 

当日は、落ち着いて楽しく舞えたかなと思います。

 

 

この年で新しい舞に挑戦した「天鼓 弄鼓之舞」

新しいことに挑戦するという行為は、いつになっても大変です。

でも、成し遂げた時の爽快感は特別なものです。

良い経験が出来た能でした。



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2022年10月26日

緑泉会「天鼓 弄鼓之舞」ご案内

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5日(土)緑泉会にて能「天鼓 弄鼓之舞(ろうこのまい)」を演じます。

 

新型コロナウイルスの蔓延も3年目となり、新しい行動様式での日常を徐々に取り戻しつつあります。

能楽公演も、感染対策をしっかりした上で以前のような公演形態が戻ってきました。能を演じられる喜びをかみしめつつ、今回の公演に精一杯取り組みたいと思います。

 


今回演じる「天鼓」は、「愛児を失った親の悲しみ」を主な枠組みとし、前場は「父親の嘆き」が、後場は「弔いを受けた少年の喜びの舞」がメインテーマです。前半と後半で雰囲気はガラリと変わります。

 

前半は、子供に先立たれた父親の悲しみに焦点を当てています。

前場の最後(ロンギ)で、父親が悲しみのうちに鼓を打ち、見事に鼓が鳴り響くシーンは、能楽屈指の名場面です。父親は、実際に作り物の鼓を打つ所作を見せます。鳴らない鼓でどれだけ美しい音色を感じさせるか、演者の力量が問われる場面です。

 

後場は一転して、明るく華やかな曲趣となります。

舞の軽やかさ、テンポの良さは格別です。この天鼓という可憐な美少年は、殺されたことを全く怨まずに、逆に弔いを感謝して喜びの舞を舞います。その姿には、一種の祝言性と安らぎが見て取れます。とても爽やかな作りの能です。

 
私は10年前にこの「天鼓」を演じておりますので、今回は弄鼓之舞」の小書(特殊演出)に挑戦します。

「弄鼓之舞」では、前場の父の登場シーンが整理されてスッキリとします。後場の舞は太鼓が入り、「楽」の舞の調子も盤渉(高い旋律)となり、より賑やかになります。橋掛かりや作り物をダイナミックに使用して、型や動きも派手になります。とてもよく出来た面白い演出です。

「弄鼓之舞」という難しい演出に、猛然とチャレンジします。

チケットご希望の方は、ご連絡ください。





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2022年10月09日

「班女」御礼

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観世九皐会「班女」、無事終わりました。

6月の終わりに鼠径ヘルニアの手術をして3か月程たちます。
その間、なかなか体力が戻らない日々でした。

能面との能装束を付けて一曲の能を演じるのはかなりの体力を要します。
今回の舞台は体力面で不安でした。
特に後半はクセから中の舞、舞アトと舞が続きます。どうなるか心配でした。

しかし、それは杞憂でした。身体がとてもスムーズに動きます。
夏の間にしっかり休養を取ったのが良かったようです。


「班女」は、好きな能です。いつか演じたいとずっと思っていました。

この能は、若い男女の恋物語です。しかも現在物ですので、とても馴染みやすい物語です。
私は恋する乙女の花子(はなご)を演じます。
私はもう50歳を超えたオジサンなのですが、この歳で恋する乙女を演じることが出来るのが能の素晴らしさです。

もちろん、恋する乙女の気持ちは分かりません。しかし能は、役になりきって演じてはいけないと言われているので、50歳のオジサンでも問題なく演じることが出来ます。

考えてみれば今年は、4月に「須磨源氏」で絶世の美男子・光源氏を演じ、6月に「葵上」で皇太子妃という高貴で気品のある女性・六条御息所を演じ、10月は、恋する乙女。
かなり尖がったキャラクターを演じている気がします。


装束は、色目の派手なものを選びました。
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通常は、赤と白の段模様の唐織を着るのですが、あえて赤と浅黄の段模様の唐織を着ました。
狂女物としての物狂いの様を、派手目な色合いで表現しようと考えました。

後場は、右肩袖を脱いで登場します。
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これは狂女物の決まりです。片袖脱いだ格好が、いかにも狂乱した感じです。

狂女物は、鬘物の女性より強く演じることになっております。
乱暴にならないように、声を張り上げて演じました。

この辺りの具合がなかなか難しいところです。
申合では、慎重に謡いすぎたきらいがあったので、当日は思い切って声をハリました。
ちょっと強いかな、くらいの謡がちょうど良いみたいです。

ただ、あくまでも恋する乙女であることは忘れません。
特に肩身の扇の扱いには最新の注意を払いました。

この女性にとって、恋する人とのつながりはこの扇だけですので、それはそれは大事に思っていたことでしょう。
最後、ワキツレに扇を見せるよう求められますが、シテは扇を胸元に隠します。
ここは、型付け上は胸元に扇を入れるだけなのですが、ちょっとした小芝居をしました。
胸元に入れた後、下の写真のように扇を抱きしめるような所作をさり気なく入れてみました。
ちょっとした工夫なのですが、効果的であったように思います。

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この「班女」という能は、三部作と言われます。
能「班女」、狂言「花子」、能「隅田川」です。
いずれも花子と吉田の少将の物語です。

「班女」は、2人の出会いを描いた能。
「花子」は、2人の夫婦生活を描いた狂言。
そして「隅田川」は、吉田の少将に先立たれた花子が、生き別れた子供を捜す物語。

現代でも、ヒットしたドラマや映画は、その後の続編が作られたりします。
例えば、今話題の「トップガン」など良い例です。

それくらい、この「班女」という能は人気を集めたのでしょう。
今回演じてみて、よく出来た能だなあとしみじみ感じました。
今まで以上に「班女」が好きになりました。


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2022年10月08日

矢来餅

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明日の「班女」を前にして、お客様から素敵なお菓子をいただきました。

「矢来餅」と書いて「やき餅」と読みます。
能「班女」の舞台となっている下賀茂神社の御用達のお菓子です。

下賀茂神社の御祭神は「矢」であるので、「矢が来る」と書いて「やき」と読ませているのでしょう。

明日の観世九皐会が開催される能楽堂は「矢来能楽堂」です。言うまでもなく、観世九皐会のホームグランドです。

こんな縁起の良いお菓子はありません。

明日はよい舞台になりそうです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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2022年09月28日

観世九皐会「班女」

10月9日(日)に観世九皐会にて、能「班女」を演じます。

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能「班女」は、若い男女のすれ違いのラブストーリーという能では珍しいテーマです。
能の狂女物は、ほとんどが生き別れた子供を捜す母親がシテですが、この能はすれ違いにより離れ離れになってしまった恋人を、若い女性が捜してさまようというストーリーです。

若い女性の物狂い芸を見せる内容ですので、狂女物の中でもたいへんに華やかな能です。

詳しい能の内容は、九皐会が今年より発刊しております「鑑賞のてびき」をご覧ください。


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とても面白い内容です。
上記の写真をクリックすると、大きな画像で見られます。
詳しく読みたい方は、

下記の観世九皐会公式HPより、PDFファイルをクリックしてください。
PDFで大きくしてみることが出来ます。
https://yarai-nohgakudo.com/archives/10248


恋人を思うあまり狂乱する、切ない恋物語をじっくりとお楽しみください。


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2022年08月29日

映画「犬王」観る

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能楽の大成者である観阿弥や世阿弥と同じ時代に活躍した実在の能楽師・犬王。

犬王は、天才能楽師であったと言われ、世阿弥や世阿弥の子・元能などが著した本にも度々登場します。

例えば「世子六十以後申楽談儀」では世阿弥は、犬王が演じる「葵上」を観て「言葉に言い表せないほど素晴らしい」と大絶賛しています。


その天才能楽師・犬王を主人公とする映画が只今公開されていると聞いて、観に行ってきました。
上記のポスターを見るだけでワクワクします。

鑑賞してみて、、、
正直言うと、想像していたものとは違いました。
ただ、映画としては面白かったです。

この映画は、5月公開ながらまだ公開が続いています。最近にしてはかなりのロングラン上映です。
ただ、さすがに上映館は少なくなってきました。もうすぐ公開は終わると思います。
興味を持った方は、映画館へ急いだ方がよいですよ。

能が題材の映画は珍しいです。
アニメ映画ということもあり、客席には若い方がたくさんいました。

この映画を機に、少しでも能に興味を持ってくれる人が出てくれると嬉しいことです。



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2022年08月23日

長男 全国大会へ行く(応援に)

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昨日、東北地方初となる仙台育英高校の優勝で、全国高校野球選手権大会は幕を閉じました。

高校野球にはもう一つの全国大会があります。軟式野球の全国大会です。
軟式野球の全国大会は明日から明石トーカロ球場にて開催されます。

長男が所属する野球部は、なんと東京大会を勝ち抜き、東京代表として明日からの全国大会に出場します。
長男は1年生ということもあり、スタンドで応援です。

甲子園大会など見ると、スタンドでベンチ入りできなかった部員が一生懸命応援しています。
長男は、まさにあれをやりに行きます。

明日の第1試合に備えて、応援の部員たちは今日から兵庫県に出かけました。
試合に出場する部員は昨日から現地入りして万全の準備を行っていますが、応援の部員はほったらかしです。
今日の夕方、神戸のホテルに現地集合だそうです。

夕方集合なのに、長男は朝早くから出かけました。
他の部員たちと、大阪や神戸の観光をするそうです。

試合に出場する部員は、全国大会を控えて緊張の前日を過ごしていると思いますが、応援隊はきっと大阪や神戸観光を楽しんでいることでしょう。

1回戦負ければ明日には帰ってきますが、決勝まで進むと1週間は帰ってきません。
試合と試合の合間は、出場する部員はみっちり練習ですが、応援隊は特に用事はないそうです。
たぶん、どこか遊びに行くことになるでしょう。

9月の頭には新チームで秋季大会があるので、1・2年生は敗退後即東京に戻り、次の日から秋季大会に向けて新チームで練習だそうです。

勝てば、関西で遊びまくり、負ければ翌日から猛練習。
長男は、心より勝ち進むことを願っていることでしょう。


思えば長男は、学校の宿泊授業や部活の合宿以外で、家族旅行ではないお泊りに出かけるのは初めてです。
親としては心配ですが、せっかくの機会なので楽しんでもらいたいなと思います。

長男の学年は、中学2年生の長野への宿泊研修も、3年生で行くはずだった九州への修学旅行も、コロナ禍により中止となりました。

2年生の時は長野の代わりに上野と皇居周辺の散策となり、3年生の時は長崎の代わりに夢の島と浅草の散策となりました。
どれも、深川の我が家からは30分以内の場所です。すぐ近所を散策しただけです。

本当にかわいそうな世代です。
今回のように、学校の友人たちと宿泊して交友を深める機会が出来て良かったです。
全国大会まで勝ち抜いてくださった先輩方に感謝です。

何日分もの荷物を、いっぱい抱えて意気揚々と出かけた長男。
1回戦負けで、明日帰って来ないことを願います。


kuwata_takashi at 22:30|PermalinkComments(0)

2022年08月20日

インドからオーストラリアから 来たれり

コロナ禍により、海外との行き来が未だにスムーズではありません。
そんな中、3年前にシンガポールの演劇学校「Intercultural Theatre Institute]で能を教えた学生2人が、日本へやってきました。

インド人とオーストラリア人です。
彼らは普段はそれぞれの国で演劇活動をしています。今回は日本で行われる演劇ワークショップに参加するために来日してきました。

いやあ、嬉しいです。
今まで、様々な卒業生たちが日本に来ています。そのたびに何とか時間を作って会いました。

シンガポールで能を教え、その後楽しくビールを飲んだ日々が思い起されます。

まずは、矢来能楽堂の見学です。
彼らは数日前に国立能楽堂で能を観ていますので、能楽堂は初めてではありません。
それではスペシャルな体験ということで、能楽堂での能の稽古です。

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まずは「鶴亀」
彼らに一番最初に教えた曲です。3年ぶりの稽古ですが、よく覚えています。
けっこう出来ました。

あと、何か覚えているか聞いたところ、「kyo u no syu ra no ka ta ki wa ta so」と謡います。

「あ、それは屋島だね。よくそんな難しい曲覚えているねえ」よし、稽古だ。

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けっこう様になっています。

この集まりには、18年前にシンガポールで能を教えた日本人の卒業生や、シンガポールでお世話になった日本人なども来ていただきました。
この方たちも、東京在住なのでいつでも会えるのですが、こういう機会でもないとなかなか会うことは出来ません。
久しぶりに会い、昔話に花が咲きました。

最後に、「Intercultural Ttheatre Institute」卒業生の日本人も交えて記念撮影です。

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良いひと時を過ごしました。


来年、4年ぶりにシンガポールの演劇学校に指導に行くことになっております。
どんな学生が待っているのか、今から楽しみです。


kuwata_takashi at 18:55|PermalinkComments(0)

2022年08月16日

親子3人の能奉納

今年は、3年ぶりに「深川八幡祭 能奉納」が行われました。

コロナ禍により、少人数の奉納行事を求められましたので、今年は私と、長男・潤之介(高校1年生)、次男・大志郎(中学3年生)と3人だけで奉納することにしました。

1人が舞い、残り2人が地謡を謡うというこじんまりとした舞台です。
息子2人にとっては、20年12月の観世九皐会「唐船」以来の舞台となりました。

「唐船」まではコンスタントに舞台があったので、日常的にお稽古をしておりました。
しかし最近は舞台がないので、息子たちのお稽古はしておりませんでした。

1年半ぶりのお稽古です。
その間に息子たちは大きくなり、色々難しい年齢になってきました。
もう以前のような、優しく楽しいお稽古という訳にはいきません。

そもそも、今回はお稽古がなかなか出来ませんでした。
7月中は、私は手術後の体調不良により、息子の稽古をする余裕はありませんでした。

夏休みになり、「さあこれから本腰入れて稽古するぞ」と意気込みましたが、息子たちは夏休みも忙しいのです。
部活だの夏期講習などに毎日出かけます。
私も手術前後にひと月近く社中のお稽古を休んだので、その振替えのお稽古で、連日忙しくしております。

なかなか息子たちの稽古時間が取れないので、時間があるときに、みっちり詰め込んで稽古しました。

小学生の頃は、長時間の稽古は出来ません。長くても30分くらいで終えていました。
子供に長い時間稽古しても飽きてしまって結局身につかないので、短時間の稽古をなるべく多くするように心掛けました。

しかし息子たちも16歳と15歳です。もう長時間の稽古にも耐えられるでしょう。
稽古できる回数が限られているので、一回の稽古は長くなります。2時間くらいぶっ通しで稽古した日もありました。

小学生の頃は、いつも2人一緒に稽古しました。
例えば長男が「船弁慶」の子方の稽古をしているときは、次男にも見させます。
すると、自然に覚えてしまうので、次男に「船弁慶」を稽古するときとても楽なのです。

また、子供は舞台の前に何が起こるかわかりません。
例えば、「インフルエンザになりました」なんて事態に陥った時、大人であればすぐに代役を立てられますが、子供の代役を急に探すのは大変です。
そういう事態の時に、すぐに代役が立てられるように必ず兄弟一緒に稽古しておりました。

今回は、なかなかそうはいきませんでした。とにかく、私とどちらかの息子が家にいる時を狙って集中的に稽古します。2人一緒の稽古にはこだわっていられません。


仕舞の稽古も、もう子供のようにはいきません。
ちっちゃい子供の時は、出てきただけで可愛らしいので、何やっても許されます。

でも、もうそういう時期は過ぎました。身体はすっかり大人なので、ある程度きちんと能の舞を舞わなければなりません。

今回は構え(立ち方)と運び(歩き方)もきちんと稽古しました。もう、大人の舞になっていなくてはなりません。

子供の時は結構適当だった舞の型や、足数などもキッチリ指導しました。
子供時分の悪いくせもけっこう残っているので、大人仕立ての舞になるように繰り返し指導しました。

実質一週間くらいの詰め込み稽古でしたが、息子2人はよく頑張ったと思います。

次男「敦盛」
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長男「邯鄲」
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次男は「敦盛」の「クセ」と「キリ」を続けて舞い、長男は「邯鄲」の「夢之舞」と「楽アト」を続けて舞いました。
仕舞2番分の分量でしたが、頑張って舞っていました。

手こずったのは、私の仕舞「天鼓」の地謡です。
息子2人で地謡を謡わせるのは大変です。
手こずりましたが、何とか止まらずに謡えるようになりました。


時間が充分にとれず、とにかく必死で覚えさせた稽古でした。
当日も、ミスなく終われるかヒヤヒヤし通しでした。

でも、親子3人での奉納が終わった今、しみじみと思いました。
「ああ、良い時間だったなあ」

こんなふうに、親子だけで舞台をつとめるなんて、もう無いかもしれません。
息子2人の地謡で舞うなんて、考えてみればなかなか幸せな時間です。

稽古は大変だったし、当日も慌ただしくてんてこ舞いでした。
でも、終わってみればとても印象に残る「深川八幡祭 能奉納」でした。


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2022年08月15日

御礼「深川八幡祭 能奉納」

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3年ぶりの「深川八幡祭 能奉納」、大盛況のうちに終わりました。

今年は新型コロナウィルスの第7波の感染拡大により、あまり多くのお客様を集められないので、宣伝もほとんどしませんでした。

「今年は、お客様は少ないだろうなあ。まあ、氏神様への奉納のためにやっているので、お客さん少なくてもしっかりやろう」
子供にもそう言い聞かせて、奉納に臨みました。

その予想は外れ、今年もいっぱいのお客様にご来場いただきました。境内には立ち見のお客様であふれていました。

今年は、お弟子さんの発表は見送り、また玄人の能楽師のお手伝いもお願いしませんでした。

出演は、私と長男・潤之介(高校1年生)と次男・大志郎(中学3年生)の3人です。
1人が舞って、残り2人が謡うというこじんまりとした奉納となりました。

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でも、そんな奉納もよいものですね。
家族だけで、ほんわかしたムードで奉納させていただきました。

私は、「天鼓」の仕舞を舞いましたが、息子2人に地謡をしてもらいました。
まだ子供の息子たちに、地謡を謡わせるのは大変でした。
懸命に稽古して、なんとか仕上げました。

稽古の最中や当日の舞台では、とにかく必死で何も考えられませんでした。

でも、終わってからこうして振り返ると、親子3人で奉納舞台をつとめられたなんて、感慨深いものがあります。

夏の良い思い出になりました。


kuwata_takashi at 22:30|PermalinkComments(0)

2022年08月14日

深川八幡祭 3年ぶりの神輿

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今年の深川八幡祭では、3年ぶりに神輿渡御が行われます。

当初は、登録された担ぎ手によって本社神輿の渡御される予定でしたが、新型コロナウイルスの第7波の感染拡大により、車による渡御となったことは残念です。

それでも、久しぶりに深川の街をかっ歩する御神輿を見ると、気分がワクワクします。
私の町内を通るとき、近所の方が大勢見守っていました。

みな口々に、早く「わっしょい」言いながら担がれている御神輿を見たいねえと言い合います。
今日みたいに暑い日に、水かけたら盛り上がることでしょう。

その日が来るのを心待ちにしています。

さあ、明日は「深川八幡祭 能奉納」です。
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能奉納も3年ぶりです。
私もしっかり奉納行事をつとめたいと思います。



kuwata_takashi at 23:00|PermalinkComments(0)

2022年08月11日

深川八幡祭 能奉納

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上記のチラシのごとく、「深川八幡祭 能奉納」が開催されます。

この2年は残念ながらコロナ禍のため開催されませんでしたので、実に3年ぶりの開催です。

例年は玄人能楽師をお呼びして、本格的な能奉納を行っておりました。
私の社中にも出演していただき、にぎやかな奉納でした。

今年は、少人数での奉納となります。

出演は、私と長男と次男の親子3人です。
一人が舞を舞って、残り二人が謡を謡うという、こじんまりとした奉納です。

合間に私のお話などを入れて進行していきたいと思います。

入場無料です。お祭り見物がてら是非お運びください。


kuwata_takashi at 23:02|PermalinkComments(0)